先日、オーストラリアでのワーホリ時代の友人、韓国人のヒソンが1年ぶりに来店し、彼を囲んでスタッフさんや友人でパーティーをしました。メキシコ帰りの、現地の珍しい料理をふるまってくれて、それはそれは楽しい会となりました。
写真はその時飲んだワインです。
誕生日にプレゼントされたシャブリ。これまた友人から頂いた、僕の大好きなシラーズ専用のワイングラス。そして、ヒソンとオーストラリアでワイナリー巡りをした際に買ったLONG WOODというワイナリーのRESERVE SHIRAZ(シラーズ)。楽しい仲間と、うまい料理と、酒と、もういうことなかったですね~^^
このLONG WOODのワインは、ヒソンとワイナリー旅行をしながら出会った、とある小さな町の小さなワイナリー。広大な土地を走りぬけ、迷いながら地図を見てやっと探しあてたとこでした。
http://www.longwoodwine.com.au/default.htm
生い茂る小さな森をぬけると、小高い丘が見渡す限り広がり、牛(?たぶん牛類?)の親子がのんびりと歩き、遠くの作業場でご主人らしきおじさんが農作業をしていた。そのおじさんを大声で呼び、窓も扉もないツタがはった小屋の中で、外に置きざらしのままのほこりのかぶったワインを飲ませたもらった。
……うまい。しわくちゃ顔のおじさんのしゃがれた声を聞きながら、小屋独特の湿ったようなほこりの匂い、そして涼しい風を感じながらのテイスティング。その全部がとても心地よく、ワインの味をさらに高めてくれたような気がした。
1年たって飲むとまたおいしいよ、とのお勧めのもと、二葉のワインセラーでじっくり寝かせたこのワイン。久々のうれしい再会の夜にコルクを抜きました。
こんな幸せな時間をくれたオーストラリアに感謝し、いつかまたあのワイナリーに行こうと約束。あの空は変わらずににいてくれるのでしょうか?