子供の頃から甘いものが大好きでした。
パフェショートケーキプリンレアチーズケーキ。
いわゆるふわとろ系。
母に連れられた昭和の喫茶店巡りの影響でしょうか。
女鳥羽、ロン、樹林、門、りぽうず、ラメール、レモン、ウィーン、コロラド、、、もっとあったけど名前が出てこない。
粉もの系の美味しさを楽しむようになったのは大人になってから。そのきっかけは1人のパティシエさんのおかげ。
その方はスコーンの配合を何度も何度も変えて試作し、それを試食させてもらってるうちに、ただポソポソしてるだけだと思ってたスコーンの魅力にはまっていきました。
小麦粉、バター、砂糖だけでも、どの種類をどの分量で、どう焼き上げるか。
その方のお菓子作りの塩梅は、さながら錬金術のようで、その技術と感性に、いたく感動したのを覚えています。
さて、とちおとめの焼きタルト、スタートしました。
胡桃も一緒に焼き込み、いちごの果汁がアーモンド生地にジュワッとしみて甘酸っぱさがたまりません。もちろんテイクアウトもご用意してます。
二葉なりの粉ものケーキ。
映えでもふわとろでもありませんが、滋味深い春のタルトをぜひお試し下さい。